こんにちは、滋賀県長浜市の行政書士石原です。
昨日は米原市の方で竜巻が発生したようです。僕もその頃長浜市から草津市に向けて運転中、前が見えなくなるくらい雨が降り出したので、少し怖くなりましたが、こんなことが起こっているとは・・・一刻も早い復旧を願っております。
皆さま、『車庫証明』という言葉はご存知でしょうか。車を買ったり、引っ越ししたりすると必要になるものなんですが、車の購入も引越しもそれほど頻繁にするものではないので、あまり聞きなじみの無い方もいらっしゃると思います。しかし、人生で何回かは『車庫証明』が必要な場面に遭遇すると思います。そこで、車庫証明が必要になった時に少しでも皆様のお役に立てるように今回から何回かに分けて、『車庫証明』の取得の仕方についてBLOGを書いていこうと思います。
車庫証明とは
まず、『車庫証明』って何?とお思いの方もいらっしゃると思いますので、その説明をしたいと思います。
『車庫証明』は簡単に言うと、『自分のクルマの駐車場を確保してますよ~』という事を証明する書面です。
上記の写真は滋賀県の車庫証明の申請書の雛形になります。雛形の一番上を見てもらうと『自動車保管場所証明申請書』と書いてあります。実は、この『車庫証明』というのは通称で、正式名称は、『自動車保管場所証明書』というんですね。長い名前なんですが、『車庫証明』でどこでも通じますので、ご安心ください。
なぜ車庫証明が必要なの?
では、なぜ『車庫証明』が必要になるのでしょうか?実は昔は『車庫証明』は不要でした。今でも滋賀県だったら、高島市の旧朽木村に該当する地域は不要だったりするんですが、それは置いておきましょう。
昔は自動車の台数も今より少なく、駐車場の確保を気にしなくても問題なかったんですね。しかし、高度経済成長で人も自動車もどんどん増えて、このまま自動車を管理しないと土地が狭い日本では路上にクルマが溢れてしまう!という事態になりました。そこで、この問題を解決する為に1962年に『自動車の保管場所の確保等に関する法律』、通称『車庫法』が制定されて、自動車に『車庫証明』を義務付けて、『車庫証明』を取得しないと自動車の登録手続きができないようしたんですね。
なぜ『車庫証明』が必要なのか?という理由の一つは『車庫証明』が無いと自動車の登録手続きが出来ないので、現実問題としてクルマを所有することが出来ないからなんです。
現在、自動車は全国で平成30年3月現在約8000万台保有されています。軽自動車やオートバイ等も含んだ数字なので『車庫証明』が必要な自動車の台数はもっと少ないですが、日本にはこれぐらい多くの自動車が存在しています。
では、もし仮に『車庫証明』がなかったらどうなっていたでしょうか。たぶん、路上に大量の自動車が溢れてるんじゃないかなと思います。お金払って駐車場借りるより、道路に自動車停めた方が安いですしね。東京とは大阪とはすごいことになる気がします。その結果、道路の路肩が自動車で埋まって渋滞が起きたり、自動車が障害物になって、交通事故が発生したりすることが増えると思います。
『車庫証明』が必要なもう一つの理由は、上記のような交通の支障となるような事態や交通事故の危険を防ぎ、国民の安全を守る為だと私は思っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。『車庫証明』の取得の仕方について書いていくといって、取得の仕方に一切入らずに終わってしまいました。・・・すみません。ただ、単純に自動車の保管場所の証明書だと、ふーんという感じで、面倒な手続きだなと思ってしまうかもしれませんが、こうして『車庫証明』の背景を知ってから、進めた方が後々『車庫証明』の取得の仕方忘れにくくなるんではなかろうかと勝手に自分にフォローを入れてみます。
次回はちゃんと車庫証明が必要な場合や申請先、費用などについて書いていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
下記より、車庫証明に関する他の記事をご覧いただけますので、良ければご利用ください。